自走式立体駐車場の高さについて

自走式立体駐車場の高さ制限
や平均的な高さについて

自走式立体駐車場の高さ制限や平均的な高さについて

自走式立体駐車場を設計する際には、高さに注意しなければなりません。というのも、自走式立体駐車場の天井の高さが十分でなかった場合、自動車の車高によっては破損などの事故につながってしまう可能性があるからです。そこで今回は、自走式立体駐車場の高さ制限や平均的な高さについて紹介します。

自走式立体駐車場の高さ制限

そもそも自走式立体駐車場に高さ制限は設けられているのでしょうか。以下では、駐車場法や駐車場法施行令によって定められている高さの制限や、法的制限の対象となる駐車場について詳しく解説します。

駐車場法および駐車場法施行令による制限

駐車場法第11条では、駐車場の構造や設備は基準に適合させなければならないと規定されています。また、駐車場法施行令の第8条と第9条では、最低限必要であるはり下の高さについて、車路で2.3m以上、車路を除いた駐車スペースで2.1m以上と定められています。ただし、すべての駐車場がこれらの法的制限の対象となるわけではありません。

法的制限を受ける立体駐車場とは?

具体的にどのような立体駐車場が法的制限を受けるのでしょうか。
法的制限の対象となるのは、立体駐車場の中で、駐車スペースの面積が500m²以上の路外駐車場です。路外駐車場とは、道路の路面外に設置されている、不特定多数の人が利用可能な駐車場を指します。具体的には、コインパーキングなどが該当し、自治体によっては病院や大規模商業施設の駐車場などが含まれる場合もあります。一方で、マンションや従業員専用駐車場など、利用者が限定されている駐車場は該当しません。
駐車場に専用駐車場であることが明示されていない場合や、一般の人も自由に利用できるような場合は、路外駐車場とみなされる可能性があるため、注意が必要です。

自走式立体駐車場の高さの平均値

自走式立体駐車場の高さの平均値はどれくらいなのでしょうか。
高さをあまり考えずに設計してしまうと、思わぬ事故につながる恐れがあるため、以下でよく確認しておきましょう。

高さ制限の一般的な平均値

高さ制限の一般的な値は、2〜2.5mです。この高さであれば、普通自動車はもちろん、大型ミニバンでも問題なく駐車できます。(高さ制限の他、重量に制限がある場合もあります。)

古い年式の自走式立体駐車場の場合

古い年式の自走式立体駐車場の場合、高さを1.79mに制限しているところもあります。
1.79mとなると、一般的な軽自動車でも、車種によっては駐車が困難なこともあるでしょう。
普通自動車でも車高が高いものだと、2m近くになることがあるため、天井を低めに設定するのは避けたほうが無難です。

高さ制限の表示方法を要確認

自走式立体駐車場の入口には、ドライバーが高さを確認できるような看板を設置しましょう。
看板はドライバーの目に留まりやすい場所に設置し、太文字にしたり赤文字にしたりして目立つようにします。
他よりも天井の高さが低くなっている場所には、「高さ注意」と記載をすると、ドライバーへの注意喚起になり、親切です。

自走式立体駐車場の高さを超えた場合に起きる事故

では、自走式立体駐車場に、高さ制限を超える高さの車が進入した場合はどうなるのでしょうか。以下では、起こりうる事故や事故を防ぐ方法などを詳しく解説します。

制限に気付かず事故を起こすとどうなる?

高さ制限を超えた車が進入すると、車体が立体駐車場の入庫ゲートや、建物内の設備にぶつかってしまいます。
特に係員のいない立体駐車場では、事故を起こした当事者を特定しにくいため、所有者が破損部分の修繕費用を負担しなければならない状況になることもあります。

ミニバンの車は特に注意

最近人気が拡大しているミニバンやSUVなどは、車高が高い車種です。そのため、立体駐車場の高さ制限があまりにも低くならないものを建設する必要があります。
たとえ、入口付近はミニバンやSUVの車高以上の高さがあり、入庫できたとしても、駐車場内のスロープや段差がある場所で車両が天井に当たってしまう恐れがあります。
よって、今後新しい立体駐車場を建設する際は、ミニバンやSUVが問題なく駐車できるように余裕のある高さ制限を設けましょう。

事故を防ぐには?

高さが原因の事故を防ぐためには、天井の高さを高くしたり、高さ制限の看板をわかりやすい場所に設置したりすることが大切です。入口より手前に、高さ制限バーを設置するのも注意喚起の効果があります。
さらに、防犯カメラの設置をドライバーの見える位置に告知することで、無理な入庫を防げるでしょう。

まとめ

自走式立体駐車場の高さの平均値は2〜2.5mです。古い年式の立体駐車場の中には、高さが1.79mに制限されているところもありますが、最近は車高が高い車も多いため、天井の低い立体駐車場を建設するのは避けたほうがよいでしょう。これから駐車場設置を考えている方は高さについてよく考えておくことをおすすめします。

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