駐車場以外の活用方法

自走式立体駐車場は駐車以外にも活用できる!
活用方法とポイントを解説

自走式立体駐車場は駐車以外にも活用できる!

自走式立体駐車場はさまざまな場所で使われていますが、ただ車を駐車させる以外にもいろいろな活用のされ方があります。うまく活用されることで、利用者の安全確保や駐車以外にも利便性を発揮します。
今回は、自走式立体駐車場を駐車以外に活用する方法と、活用のポイントについてご紹介します。

自走式立体駐車場を災害時に活用する方法

日本は地形や気象、位置などの自然的な条件から、自然災害が発生しやすい国土です。
そのため、自走式立体駐車場は、台風や地震などの自然災害が発生した際の避難場所として大いに役立ちます。
以下では、日本で起こる災害の現状と自走式立体駐車場が避難場所に適している理由を解説します。

日本で起こる災害の現状

「ルーバン・カトリック大学疫学研究所災害データベース(EM-DAT)」の資料を元に中小企業庁が作成したグラフによると、日本で最も発生件数の多い災害は台風です。次いで、地震と洪水の発生件数が多くなっています。
この中で最も被害が大きいのは地震です。日本は地震大国とも言われるほど地震発生頻度が高いため、地震災害への備えは必須と言えるでしょう。

自走式立体駐車場は災害時の避難場所に適している自走式立体駐車場の多くは鉄骨造のため、シンプルかつ丈夫です。また広い駐車スペースがあるため、万が一の際に様々な活用を見込むことができます。

自走式立体駐車場が避難場所になる災害とは

自走式立体駐車場が避難場所になる災害は、地震と津波、台風、豪雨です。
以下では、自走式立体駐車場がそれぞれの災害に適している理由を解説します。

<地震の対応に適している理由>
自走式立体駐車場はシンプルかつ丈夫な構造で、大きな地震が発生しても倒壊しにくいのが特徴です。また、外壁がなく車路も広いため、多くの人が一斉に駆け込んでも問題なく避難できます。

<津波の対応に適している理由>
自走式立体駐車場は外気との開放性が高く、津波が通り抜けて波力の影響を受けにくい為、津波の一時避難として適しています。上階へ避難する場合、スロープを利用することで車椅子やベビーカーの移動もスムーズに行うこともできます。
なお、津波避難については下記も併せてご参照ください。
「stage W」の活用|認定6層7段トップメーカー 自走式立体駐車場|綿半ソリューションズ

<台風や豪雨の対応に適している理由>
自走式立体駐車場の高さを生かし、台風や豪雨時の車の冠水や浸水を防げます。
さらに、自走式立体駐車場は上階が屋根の役割を果たす為、雨に濡れて体力を消耗することもありません。飛来物からも身を守ることも可能です。

防災災害拠点としての自走式立体駐車場

平成23年に発生した東日本大震災を受けて、平成29年7月に内閣府から、「津波避難ビル等を活用した津波防災対策の推進について」と「津波避難ビル等に係る事例集」が公表されました。
これにより、平成17年に内閣府から公表された「津波避難ビル等に係るガイドライン」は廃止され、国土交通省大臣認定の自走式駐車場が津波避難ビルとして指定できるようになりました。

自走式立体駐車場を避難場所として活用する際のポイント

自走式立体駐車場を避難場所として活用する際は、内閣府によって取りまとめられた「緊急避難場所の指定に関する手引き」に記載されているポイントを守る必要があります。
管理条件と立地条件、構造条件、耐震条件の4つの条件が定められているため、避難場所として活用する際はしっかり目を通しましょう。

避難場所以外の自走式立体駐車場の活用方法

自走式立体駐車場は、避難場所以外にも活用方法があります。
以下では、避難場所以外の自走式立体駐車場の活用方法を3つ紹介します。

緑化に活用する

自走式立体駐車場の屋上や壁面を緑化すると、ヒートアイランド現象の緩和や地域の景観形成などにつながります。
また、駐車場の利用者や周辺に住む住民への宣伝効果も望めるため、経済面の向上にもつながるでしょう。

太陽光パネルの設置

駐車場の屋上は、太陽光パネルの設置場所としても活用できます。
店舗や駐車場内の電力を太陽光パネルで賄えるだけではなく、非常時の電源として利用することも可能です。

屋上をイベントスペースなどに用いる

自走式立体駐車場の屋上をイベントスペースに用いることも可能です。
自走式立体駐車場には十分な広さがあるため、多くの人が集まっても混雑を抑えられます。

なお、緑化や太陽光パネルなどの環境配慮型立体駐車場については、下記も併せてご参照ください。
環境配慮型の立体駐車場とは|自走式立体駐車場とは?種類・メリット・規制について |stage W

自走式立体駐車場を活用する際のポイント

自走式立体駐車場を活用する際のポイントは以下の2つです。

バリアフリー化をする

自走式立体駐車場に段差があると、高齢者や身体的不安を抱える方にとって使いにくく、車椅子やベビーカーの移動が困難になることがあります。
特に、設計時に設定した避難経路が確保できているかどうかは、常に確認しましょう。

設備

自走式立体駐車場にトイレや自動販売機を設置すると、駐車場の利便性が高くなります。災害時のライフラインとしても活用できるため、設備を充実させるのがおすすめです。また、綿半ソリューションズ株式会社では災害時や日々の水やりに使用できる、雨水貯留コラムを開発しました。採用事例もございますので、是非併せてご検討ください。

まとめ

自走式立体駐車場は駐車以外にも、災害時の避難場所や緑化、ソーラーパネルの設置、イベントスペースなどに活用できます。 自走式立体駐車場を避難場所として活用する際は、「緊急避難場所の指定に関する手引き」に記載されている条件をよく確認しておきましょう。

自走式立体駐車場を建設検討している方は、綿半ソリューションズ株式会社にご相談ください。立体駐車場メーカーとして長年培ったノウハウを基に、柔軟な発想でお客様のニーズにあったご提案をいたします。自走式立体駐車場は大容量立体駐車場の「stage W」をご検討ください。

資料請求・お問い合わせはこちら >