自走式立体駐車場の建設費の目安は?メンテナンスやリニューアル費用も解説

自走式立体駐車場は規模が大きなため、建設費がいくらかかるか気になるところですよね。この記事では、自走式立体駐車場の建設費の目安について解説。メンテナンスやリニューアル費用についても紹介します。

自走式立体駐車場の建設を検討している方は、参考にしてください。


自走式立体駐車場の建設費に関するメリット

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自走式立体駐車場は、平面駐車場や機械式立体駐車場に比べて建設費に関するメリットがさまざまあります。それが次のとおりです。

● 限られたスペースで駐車台数が確保できる
● 機械式駐車場に比べてメンテナンスの負担が軽い
● 国土交通大臣認定品だからコストダウンが可能
● 環境配慮型立体駐車場で企業イメージアップ

順に見ていきましょう。


限られたスペースで駐車台数が確保できる

平面駐車場に比べると、自走式立体駐車場は同じ土地面積に対して駐車台数を多く確保できます。そのため賃料を多く回収でき、収入面ではメリットがあります。ただし初期投資費用は大きくなるため十分な見積もりが必要でしょう。


機械式駐車場に比べてメンテナンスの負担が軽い

機械式立体駐車場は月1回の定期点検、部品交換、故障修繕、塗装、機械の更新など維持メンテナンス費が高いのがデメリットです。機械式の修繕工事費は1台当たり月5千円~7千円が必要といわれています。さらに新しい機械に更新する際の費用は、1台当たり80万~150万円の費用が必要です。

一方で自走式立体駐車場はそれらの機械を使用しないため、ある意味メンテナンスフリーといわれています。もちろん点検や保全は必要ですが、機械式立体駐車場に比べるとメンテナンスの負担は軽いでしょう。

参照:国土交通省|マンションの修繕積立金に関するガイドライン

マンションで利用されている自走式立体駐車場については合わせて下記記事をご確認ください。
マンションでよく使われる立体駐車場の種類や仕組み、注意点

国土交通大臣認定品だからコストダウンが可能

自走式立体駐車場の認定駐車場は、国土交通大臣認定品のため規格が決まっています。そのため、防耐火における高い安全性が担保されています。さらに、防火被覆が不要、消火設備が簡易ですむなどコストダウンが可能です。また、申請の期間が短くて済む、工期が短くて済むなどのメリットもあります。

認定駐車場


環境配慮型立体駐車場で企業イメージアップ

近年は、駐車場の緑化や太陽光パネルの設置など、環境に配慮した立体駐車場が求められています。さらに、津波や洪水などの災害時の利用を想定しておくことで、地域や社会に貢献できる駐車場だとアピールできるでしょう。初期投資は必要ですが、広告費をかけなくても企業アピールに貢献してくれるため、最終的なコスト面のメリットがあるはずです。


自走式立体駐車場の建設費に関わる項目

自走式立体駐車場の建設費に関わる項目

自走式立体駐車場を建設する場合、建設費には次のような項目があります。

● 土地取得費用
● 解体費用
● 地盤改良
● 資材価格
● 環境条件

順に見ていきましょう。


土地取得費用

土地を持っていなければ、土地取得が必要です。都市部と郊外とでは土地の費用が大きく上下するため、建設費に大きく影響する部分といえます。


解体費用

土地の上に建物がある場合は、解体費用が必要です。どの程度の規模の建物があるかによって、解体費も上下します。


地盤改良

緩い地盤であれば改良工事が必要な場合もあります。杭や補強材を打ち込む地盤補強と軟弱な地盤そのものを固めてしまう地盤改良など、地盤の状態によって補強方法が変化します。必要な費用と期間は土地によって違うため、事前の調査が必要です。


資材価格

資材価格が高騰すれば建設費全体も値上がりします。とくに近年の円高で、資材価格の高騰が危ぶまれています。国土交通大臣認定品であるstageWの場合は、資材の規格が決まっているため、比較的資材価格を抑えられるでしょう。


環境条件

地域によって工事が困難な条件の場合、費用が余計に掛かるケースもあります。例えば、塩害、多雪、寒冷地域の場合には建設日数が長引く可能性もあります。建設が大変になるだけにコストアップとなるでしょう。


自走式立体駐車場建設後に関わる費用

自走式立体駐車場建設後に関わる費用

建設費もさることながら、建設後に関わる費用も考えておく必要があります。その詳細について紹介します。

● 構造別耐用年数
● メンテナンス
● トータルコスト

順に見ていきましょう。


構造別耐用年数

自走式立体駐車場には、税務上の耐用年数があります。税務上の耐用年数とは、減価償却期間における効用持続年数です。国税庁は認定品駐車場を構築物の露天式立体駐車場に分類しており、平成20年度の税制改革において、金属造の露店式立体駐車場の耐用年数が15年になりました。もちろん、メンテナンスをしっかりすれば、それ以上使用し続けることは可能です。


メンテナンス

機械式立体駐車場に比べて、点検やメンテナンスの手間がかからないのが自走式立体駐車場のメリットです。しかし定期的な設備の点検やメンテナンスをしっかりすれば、耐用年数を伸ばせます。おもに次のようなメンテナンスを想定しておきましょう。

● 柱や梁の鉄骨さび止め
● 床板の補修
● ラインはがれや車止めの補修
● 扉やシャッターの補修
● 外壁の塗装
● 照明設備や消火設備の点検
● エレベーターや消防設備の保守点検

メンテナンスを依頼する業者選びも手間ですが、stageWであれば建設後のメンテナンスもお任せいただけます。


トータルコスト

立体駐車場の建築に関するコストは、全体にかかるコストの35%といわれています。ほかにも保全や修繕、運用にかかるコスト、最終的には解体再利用などにかかる費用も考えておく必要があるでしょう。もちろん、保全をしっかりすれば耐用年数が伸び、修繕費も減らせます。


建設費お見積りまでの流れ

建設費お見積りまでの流れ

建設費の設計には、さまざまな要素が関係するため、お見積もりが必須です。stageWでは次のような流れでお見積りから引き渡しまで実施しております。

1. お引き合い(お問い合わせ)
2. 調査
3. ご提案(お見積り)
4. ご契約~引き渡し

順に見ていきましょう。


1.お引き合い(お問い合わせ)

ご希望にお応えするために、お客様のご要望をお聞かせください。例えば次のような項目は重要です。

● 予算
● 希望台数
● 仕上げ
● 納期等

以上のようなご要望を確認したのち、最適なご提案をいたします。


2.調査

ご要望を確認したのち、現地調査を行います。おもに次のような項目を確認いたします。

● 土地の広さ
● 傾斜
● 周辺環境
● 各種法規(建築基準法、消防法、駐車場法等)

以上の点を踏まえたうえで、ご希望と照らし合わせます。


3.ご提案(お見積り)

現地調査の結果から、次のような点を組み込んで提案いたします。

● 安全確保(入口や出口の位置・収容台数・人と車の動線)
● 駐車場内の動線の検討
● 細部のオプション

そのうえで、設計プランとお見積りを掲示いたします。


4.ご契約~引き渡し

お見積もりを確認・検討していただいた後、合意を得られたら契約書を作成します。その後、施行スケジュールや納期、お支払い方法などを確認し合い、契約の締結に至るといった流れです。

工事の流れは次のとおりです。

● 工程表をもとに資材や機材の搬入
● 基礎工事
● 鉄骨組み立て
● 電気・消火設備等の付帯工事

施工には現場管理者が配置され、近隣への配慮や安全対策を徹底しながら行います。

工事完了後は、設計プラン通りで相違はないかなど最終確認しながら検査をおこない、確認が終了したら引き渡しです。

引き渡し後のメンテナンスや定期点検も、綿半ソリューションズが請け負うのでご安心ください。


国土交通大臣認定のstageWなら建設からメンテナンスまでおまかせください!

国土交通大臣認定のstageWなら建設からメンテナンスまでおまかせください!

今回は、自走式立体駐車場の建設費についてご紹介しました。自走式立体駐車場の建設費は、さまざまな要素が関係しており、資材価格、地盤状況、場所、環境により変動します。そのため、建設費は、お客様の条件を確認したうえで提出するのが確実だと言えるでしょう。

自走式立体駐車場を建設検討している方は、綿半ソリューションズ株式会社にご相談ください。立体駐車場メーカーとして、多数の既存マンション駐車場入替え工事実績を基に、柔軟な発想でお客様のニーズにあったご提案をいたします。

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