近年、ショッピングモールでは、より多くの顧客に快適なショッピング体験を提供するために、様々な工夫が凝らされています。
その一つが、自走式立体駐車場の導入です。自走式立体駐車場は、利用者の利便性が高く、集客力向上にもつながると期待されています。
そこで本記事では、ショッピングモールにおける自走式立体駐車場建設のメリットと、設置する際のポイントについて解説します。
ショッピングモールの附帯駐車場を検討している事業者様は、ぜひ参考にしてください。
ショッピングモールに自走式立体駐車場を採用するメリット

ショッピングモールに自走式立体駐車場を採用すると以下のようなメリットがあります。
● 集客力向上
● 利便性の向上
それぞれ詳しく見ていきましょう。
集客力向上
自走式立体駐車場は、平面式駐車場や機械式駐車場に比べて、効率よく敷地面積を活用できるため、駐車台数を多く確保できるのがメリットです。 集客力が高いショッピングモールには欠かせない駐車場といえます。満車になることなく、スムーズに駐車できれば、遠方からの来店客も気軽に立ち寄れるでしょう。 さらに、立体駐車場の外観を魅力的にデザインすることで、ショッピングモール全体のイメージアップにも貢献できます。
利便性の向上
自走式立体駐車場は、機械式立体駐車場のように複雑な操作を必要とせず、利用者が自ら運転して駐車するため、入出庫がスムーズです。 屋上以外は屋根がついた設計のため、悪天候の場合も濡れずに買い物を楽しめるのも大きなメリットです。 また、各階が駐車場につながっている場合も多く、店舗からのアクセスや荷物の出し入れにもストレスが少なく済みます。 大型の荷物を持っている顧客や、車椅子を利用する顧客にとっても使いやすい設計です。
その他、自走式立体駐車場のメリットなどについては合わせて下記記事をご確認ください。⇒自走式立体駐車場とは?種類・メリット
ショッピングモールに自走式立体駐車場を設置する際のポイント

ショッピングモールに自走式立体駐車場を設置する際のポイントは以下の4つです。
● わかりやすい動線
● 安全性の確保
● 快適な駐車環境
● バリアフリー設計
それぞれ詳しく見ていきましょう。
わかりやすい動線
自走式立体駐車場内の動線は、できるだけシンプルでわかりやすい設計にすることが重要です。
迷路のような構造だと、顧客が駐車場所にたどり着けないといった事態もあり得ます。
トラブルを避けるため、以下のような対策方法を採用してみましょう。
● 駐車場への入り口から出口までのスムーズな動線設計をする
● 見えやすい駐車場内標識を設置する
● 柱の色や表示など視覚的に識別しやすい誘導線を設ける
ほかにも、スマートフォンアプリを利用して、空いている駐車スペースを案内するなどの最新システムもあります。
利用客の使いやすさを考えたわかりやすい動線を設計しましょう。
安全性の確保
自走式立体駐車場を安心して利用してもらえるよう、安全対策を徹底しましょう。 まず、照明を十分に確保し、死角をなくすように照明を配置します。 また、滑りやすい場所には滑り止めを設置するなど、万が一の事故を防ぐための対策が求められます。 定期的な点検を行い、施設の安全性を確保することも重要です。
快適な駐車環境
顧客が快適に駐車できるように、幅広い車種に対応する広々とした駐車スペースを確保しましょう。 また、駐車スペースの区画線をはっきりさせれば、駐車の際のトラブル防止効果が高まります。 ほかにも、柱の配置、照明の明るさなど、使いやすくストレスのない駐車環境を提供しましょう。
バリアフリー設計
高齢者や障害者の方々も安心して利用できるよう、バリアフリー設計を心がけることが重要です。
スロープを設置したり、エレベーターを設置したりするなど工夫して、車いす利用者や高齢者など誰もが利用しやすい設計にします。
駐車場は、バリアフリー新法によって基準が決められています。例えば、全駐車台数200以下であれば2%以上(4か所)の車いす専用駐車施設が必要です。
幅も350㎝以上にするなど法律より基準が設けられています。基準を守りバリアフリーの駐車スペースを確保しましょう。
参照:国土交通省|車椅子使用者用駐車施設等のハードに係る現行制度と検討の進め方について
ショッピングモールの自走式駐車場に導入できる最新技術とは?
ショッピングモールの自走式駐車場に、導入するのがおすすめの最新技術を3つ紹介します。
● 混雑緩和のための誘導サインと案内システム
● 防犯カメラによるセキュリティ対策
● 電気自動車充電設備の設置
それぞれ詳しく見ていきましょう。
混雑緩和のための誘導サインと案内システム
ショッピングモールの自走式駐車場は、来場者がスムーズに入出庫できるような動線づくりが重要です。
最近導入されつつある混雑緩和のための案内システムには、以下のようなものがあります。
● 空車情報表示
● 音声案内
● キャッシュレス決済
● ナンバープレート自動認識システム
最新の誘導サインと案内システムは、リアルタイムで駐車場の空き状況を把握します。
スマートフォンアプリと連携すれば、事前に空いているスペースを確認したり、車内から誘導に従って駐車したりも可能です。
音声案内による場内誘導やデジタルサイネージ(電子看板)を活用すれば、よりスムーズな誘導が期待できます。
また、精算時にクレジットカードや電子マネーが利用できると、精算の作業時間を短縮でき、回転率を上げられるでしょう。
ナンバープレートを認識できるシステムを利用すれば、精算機前で一時停車せずに入出庫できるようになります。
時間短縮だけでなく、利用者の手間やストレスも防いでくれるでしょう。
防犯カメラによるセキュリティ対策
自走式立体駐車場は、多階建てで広範囲なため、万が一の盗難や事故に備えた万全なセキュリティ対策が求められます。 高画質の防犯カメラを駐車場全体に設置し、24時間体制で監視すると、犯罪の抑止力となり、来場者に安心感を与えられるでしょう。 また、AIを活用した映像解析を利用すれば、不審な人物や車両を検知し、警備員に迅速に知らせることも可能です。 さらに、ナンバープレート自動認識システムを導入することで、車両の入出庫履歴を記録し、紛失車両の発見や、駐車場内でのトラブル発生時の捜査に役立てられます。
電気自動車充電設備の設置
環境問題への意識の高まりとともに電気自動車の普及が進んでおり、ショッピングモールに訪れる顧客のニーズも変化しています。 そのため、自走式立体駐車場内に電気自動車充電設備を設置することも検討してみましょう。それが環境に配慮した企業イメージにつながるかもしれません。 また、急速充電器を設置すれば、ショッピング中に充電が完了でき、顧客利便性向上につながります。 太陽光発電システムと組み合わせれば、環境負荷の低減も可能です。これらの取り組みが、企業のイメージアップやブランディングに役立つでしょう。
ショッピングモールのための自走式立体駐車場建設なら国土交通大臣認定のstageWへ

この記事では、ショッピングモールに付帯する自走式立体駐車場について解説しました。多くの買い物客を収容するには、自走式立体駐車場の導入が欠かせません。
また、最新システムを導入すれば、利用客の利便性アップや回転率向上に貢献できるでしょう。
stageWは、国土交通大臣認定の自走式立体駐車場専門企業として、長年の実績と豊富なノウハウを持っています。
お客様のご要望に合わせた最適な駐車場設計から、施工、メンテナンスまで、一気通貫でサービスを提供します。
自走式立体駐車場の導入を検討されているショッピングモール様は、ぜひstageWにご相談ください。