都心の駅近店舗でない限り、パチンコ店の経営に駐車場は必須です。
駐車場経営を検討する際、駐車場内でのトラブルはできる限り防ぎたいものですよね。
そこで、この記事では駐車場で起きやすいトラブルや対策方法について解説します。
パチンコ店の駐車場の設置を検討している方や経営者の方はぜひ参考にしてください。
パチンコ店に設置される駐車場の種類
パチンコ店の、とくに郊外の店舗では、利便性が重要です。店舗の近くに設置し、できればパチンコの台数と同じだけの駐車スペースを用意するのが理想的です。
なぜなら駐車場が満車になってしまえば、パチンコ台に空きがあっても、それ以上の客を入れられないためです。
従業員なども利用するため、パチンコ台よりも余裕を持った駐車場スペースを確保しておきましょう。
ここではパチンコ店で利用される代表的な駐車場について解説します。
● 平面式駐車場
● 自走式立体駐車場
それぞれ詳しく見ていきましょう。
平面式駐車場
平面式駐車場は、アスファルト舗装とライン引きを行うだけで設置できるため、コストを低く抑えられるのがメリットです。
利用客にとっても立体駐車場のように階層を上る必要がなく、パッと見ただけで駐車できるスペースが分かるなど気軽に利用できます。
デメリットとしては、店舗まで歩く距離が長くなる場合があるため、悪天候時などは不便です。
また、パチンコの台数と同じ駐車台数を確保しようとすれば、かなり広い敷地が必要になります。
関連記事:平面式駐車場について解説!立体駐車場と比較したメリット・デメリットとは
錆びや腐食に注意
自走式立体駐車場は空間を効率的に利用でき、駐車台数を多く確保できます。都心型の店舗や、平面に十分な広さの駐車スペースを確保できない店舗などにおすすめです。
階層にわかれているため、入店するためのエレベーター設置などのコストはかかります。
屋根があるため、悪天候時でも濡れずに済む、駐車スペースから店舗までの距離が近いなどは、利用客にとってのメリットでしょう。
関連記事:自走式立体駐車場の階層の種類|自走式立体駐車場とは?種類・メリット
パチンコ店が抱える駐車場に関する悩み3選
パチンコ店の駐車場設置において、事業者側が抱える、よくあるお悩みを3つ紹介します。
- 1.無断駐車
- 2.無駐車場内トラブル
- 3.無駐車スペースの不足と稼働率
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.無断駐車
無断駐車が多く、駐車台数も限られていると、来店した客が駐車できなくなります。無断駐車が起こりやすいのは、例えば以下のような場合です。
● パチンコ店の近隣に用事がある場合
● 近隣の住民が利用している場合
● 休息のために停車する場合
無断駐車かどうかをチェックする仕組みや人がいない場合は、見つけたり取り締まったりするのが難しいのが問題点です。
2.駐車場内トラブル
パチンコ店の駐車場内で起こりがちな代表的なトラブルの一例は以下のとおりです。
● 客同士の接触事故
● わいせつ行為
● 子どもの車内放置
● 車上荒らし
店舗のスタッフが定期的に見回ったとしても解決できない問題も多く、なかには重大な事故や事件に発展するケースもあります。
定期的に見回るとしても、そのための人員確保や点検時間が店舗にとっての大きな負荷になってしまいます。
3.駐車スペースの不足と稼働率
稼働率を上げたいのであれば、パチンコ台数とだいたい同じ数の駐車台数を確保しておく必要があります。 とくに郊外店では、駐車場が満車になってしまうとそれ以上の集客ができません。 パチンコ台の数に対して駐車台数が80%しかない場合は、パチンコの稼働率の最大値も80%程度になってしまいます。
パチンコ店が実装できる駐車場対策
上記のような悩みに対し、パチンコ店が実装できる駐車場対策を3つ紹介します。
● 看板を設置する
● 巡回警備員を雇う
● 近隣の駐車場と提携契約する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
看板を設置する
駐車場内での無断駐車は、路上駐車とは異なり警察に連絡しても駐車違反にはなりません。 そのため、目立つ場所に「無断駐車厳禁」といった内容の看板を設置するのがよいでしょう。 また、盗難を防ぐため、車内に荷物を置かないよう利用客に告知するのもおすすめです。
巡回警備員を雇う
スタッフに定期巡回させる、もしくは巡回警備員を雇うのが有効です。無断駐車が見つかった場合は、車両に張り紙をして警告します。
また、防犯カメラも活用しましょう。何度注意しても無断駐車を繰り返す場合は、レッカーしてもらうといった方法もあります。
店舗だけでは対応できないケースもあるため、警備会社を入れて対応してもらうのも有効的です。
張り紙や看板などでは効果がなく、頻繁に無断駐車を繰り返すような悪質なケースであれば、以下の対応を検討しましょう。
● ナンバーや車両の写真を記録しておく
● 持ち主を運輸支局又は自動車検査登録事務所の窓口で照合し、持ち主を割り出す
● 本人に電話連絡して問い合わせる
立体駐車場内であれば「建造物侵入罪」や「損害賠償」での告発が可能です。本人に連絡しても改善されない場合は、弁護士への相談も検討しましょう。
近隣の駐車場と提携契約する
店舗の敷地内に十分な駐車台数を確保できない場合は、近隣の駐車場との提携も検討してみましょう。 店内で駐車券を提示すれば、駐車代金の割引や無料にするサービスなどを提供します。 利用者も安心して駐車できるだけでなく、無断駐車を防ぎ、店舗利用客だけ利用してもらえるでしょう。
パチンコ店の駐車場を災害時に活用するアイデア
パチンコ店の駐車場、なかでも自立式立体駐車場の場合は、災害時に活用するといったアイデアが広がりつつあります。
これは、近隣住民に認知してもらえるチャンスでもあります。そのアイデアとして以下のふたつを検討してみましょう。
● 「防災特化型店舗」として発信する
● 災害時の拠点として活用してもらう
それぞれ詳しく見ていきましょう。
「防災特化型店舗」として発信する
まずは、「防災特化型店舗」として自治体と防災協定を結ぶアイデアです。
災害時のために、飲料水、非常食、携帯トイレ、簡易毛布、発電機、救命医療機器AEDなどを備えておきましょう。そして、防災特化型店舗として地域住民へ発信します。
パチンコを利用しない子どもやパチンコ店にプラスの感情を持っていない人に対してもスペースの活用を訴求できるチャンスです。
この取り組みによって、地域に親しまれるパチンコ店としての地位を確立でき、また社会貢献できるパチンコ店としてブランディングすることができます。
災害時の拠点として活用してもらう
災害時に備えて近隣住民の車の避難所として利用してもらうアイデアです。実際に、台風が直撃して床上浸水してしまうと、地上もしくは地下に駐車している車両が使えなくなる例は非常に多いですよね。
例えば水害が予想される台風時には、あらかじめ車両避難所として地域全体に案内しておくことで、いざというときの助けになります。
太陽光パネルなどを備えていると停電時にも対応でき、医療応急手当の場や補給の拠点としても利用してもらえます。
とくに自走式立体駐車場は津波や浸水時に強いことが証明されているため安心です。
関連記事:立体駐車場で太陽光パネルを設置するメリット5選!補助金についても詳しく解説
災害に強いパチンコ駐車場なら自走式立体駐車場がおすすめ
この記事では、パチンコ店の駐車場で起こりやすいお悩みや、活用のアイデアについて紹介しました。
パチンコ店の駐車場が自走式立体駐車場であれば、十分な駐車台数を確保しやすいうえ、災害時に地域住民に活用してもらえるため、地域貢献につながります。
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